2008年5月9日金曜日

ライカールト解任〜ペップ新監督へ


































FCバルセロナは8日(木)に緊急幹部会議を開き、
フランク・ライカールト監督の今シーズン限りでの解任を決定、
後任には現在バルサBの監督を務めるジョセップ・グアルディオラが
昇格することも併せて発表した。
ジョアン・ラポルタ会長
「FCバルセロナはこの2シーズンの結果を踏まえ、フランク・ライカールト監督の
今シーズン限りでの解任を決定致しました。来シーズンは現在バルサBを
指揮しているジョセップ・グアルディオラがトップチームを率いることになります。
残念ながらこのような結果となりましたが、私達FCバルセロナは
5シーズンに渡るフランク・ライカールト監督の仕事ぶりを大変高く評価しております。
彼は素晴らしい偉業を成し遂げ、非常に素晴らしい態度で任務を遂行してくれました。
フランク・ライカールト監督はどん底にあったチームを建て直し、
就任3年目にはチームをパリの栄光へ導いてくれました。
彼がバルサに着任した5年間で、2度のリーガエスパニョーラ、
2度のスペインスーパーカップ、そして、チャンピオンズリーグのタイトルを
手にすることが出来ました。

その偉業は格別と言えるでしょう。確かにここ2シーズンの結果は振るいませんでしたが、
それが、彼の成し遂げた偉業を曇らすことはありません。
つまり、彼はバルサの歴史を作ったのです」

「フランク・ライカールト監督はもう1シーズン契約が残っていましたが、
私達は今回このような決断を下しました。
それは、1つのサイクルが終了したことを意味します。
この2シーズン、結果を伴うことが出来ませんでした。
先シーズンに露になったミスを修正することが出来なかったのがその証拠です」

「そして、来シーズンのタクトをジョセップ・グアルディオラに任せることに決定しました。
私達は、彼が新たなプロジェクトを率いることが出来ると信じています。
チームを数年前に成功に導いた理想のフットボールを目指し、その進化の継続の中で、
彼が適任だと判断致しました。
彼なら、この新たな責務を、クラブからの期待、信頼、尊敬と共に出発することが出来ます。
幹部会議では、満場一致で決まりました。
尚、公式記者会見はバルサBのプレイオフが終了した後に行う予定です」

「私達は世界でも屈指のメンバーが揃ったチームを持っていました。
しかしそれが上手く機能しなかった。ファンが抱いた期待や、監督の求める要望に
応えることが出来なかった。それは何故か?私達はシーズン終了後に
その部分を検証していかなければなりません私も責任者です。
何らかの答えを導き出す必要があると思っています」

「私は今日の午前、フランク・ライカールト監督に6月30日限りで
FCバルセロナの監督の任務を解除する胸を伝えました。
彼にとって非常に辛い瞬間であったにもかかわらず、とても気丈に、
そして気品高く振舞う姿がそこにはありました。彼は、本当に非の打ち所の無い人間です」

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