2007年7月29日日曜日

★スコットランド遠征第二戦は1−3で勝利





スコットランド遠征第二戦、対ハーツ戦は1-3でバルサが快勝した。前半、ロナウジーニョが2ゴールを決めると、後半にはジオバンニ・ドス・サントス駄目押しの3点目を決めて勝負を決した。その他、エトー、ボージャン、アンリ等に多くのゴールチャンスがあったものの、決定力に欠いた。

スコットランド遠征第二戦のスターティングメンバーは第一戦のダンディー・ユナイテッド戦と全く同じメンバーだった。新加入選手ではトゥーレ・ヤヤが第一戦に続いてボランチの位置で相手攻撃の芽を寸断し、アンリは新星ボージャンと再三に渡るコンビネーションでチャンスを演出した。この勝利によって、ライカールト監督率いるバルサは2連勝でスコットランド遠征の幕を閉じた。

【再三のチャンス】
試合は序盤からバルサペースで進んだ。殆どをハーツ陣内でボールを運び、常に三角形を作ってパスを回していく。しかしながらスタジアムの長い芝にボールのすべりがやや悪かった。14分と15分にはそれぞれロナウジーニョとオレゲールにチャンスが巡ってくるも、ハーツのGKゴードンがことごとくセーブした。

【PKと同点ゴール】
20分、右サイドのザンブロッタがオーバーラップしてペナルティーエリアに進入したところを後ろから倒されてPKを獲得する。これをロナウジーニョがキーパーの逆を突いて落ち着いて決めて0-1と先制点を上げることに成功する。しかしここからハーツが反撃、ラインを上げて同点ゴールを狙ってきた。

右サイドからのフリーキックからファーサイドの選手がヘッドで折り返すと、中央にいたマケラがトラップからすぐさま右アウトサイドで蹴り込むと、バルデスの反応虚しくボールはゴールに吸い込まれた。1-1の同点に追いつかれた。

【再びボールを支配】
同点にされたバルサだったが、すぐさま試合の主導権を奪い返す。トゥーレ・ヤヤが次々とハーツの攻撃を寸断、ピッチ中央でボールを奪うと、そこから攻撃が展開されていった。

攻撃ではエトーとロナウジーニョが絶妙のプレーでチャンスを次々と演出。そんな中、40分に遂にその内の一つがゴールとして実った。エトーから左サイドをオーバーラップしたシウビーニョにスルーパスが出ると、フリーの状態からピンポイントのクロス。それをドンピシャのタイミングで中央で合わせたロナウジーニョがヘディングシュートを決めて再びリードを奪うことに成功した。

【ジオバンニが突き放す】
後半頭からは前回と同様に7人の選手が交代で出場した。ジョルケラ、ベレッチ、アビダル、デコ、ボージャン、ジオバンニ・ドス・サントス、そしてアンリだ。ここでフランク・ライカールト監督は新加入のフォワード達の素晴らしいプレーを目の当たりにすることになる。それが集約された形で表れたのがチーム3点目となるゴールだった。右サイドでボールを受けたボージャンが中へドリブルで入って行って、すぐさまクロスして中央から右サイドへ斜めへ走るアンリへスルーパス。抜け出たアンリが中央へグラウンダーのクロスを送り込むと、左サイドからゴール中央へ猛烈に突進してきたジオバンニ・ドス・サントスが押し込んでゴール。後半51分、新たに投入された3トップ全員が絡んだ見事なゴールだった。

【ボージャンとアンリ】
70分、右サイドでボールを受けたボージャンがするりと縦へ抜けるアンリへスルーパス。絶妙のお膳立ても、アンリのシュートはゴール右のポストに当たってしまう。個人技とチームでのコンビネーションがほど良くマッチしたバルサの攻撃に対し、ハーツのディフェンス陣は引いて守るしかなかった。

そして83分、今度は中央でボールを受けたアンリからボージャンへのスルーパス。しかしボージャンのシュートは大きくクロスバーを越えていった。ピッチ中央ではデコ、チャビ、トゥーレ・ヤヤがしっかりとプレッシャーを掛けて中盤を支配、ハーツに攻撃の糸口を掴ませなかった。結果として、この日のバルサはダンディー・ユナイテッド戦よりもゆとりを持った形で勝利を収めることが出来た。

【ゴール】
0-1 ロナウジーニョ (21分)
1-1 マケラ (23分)
1-2 ロナウジーニョ (40分)
1-3 ジオバンニ・ドス・サントス (51分)

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