2007年7月28日土曜日

★アンリ「このゴールは多くのゴールの始まりであって欲しい」



木曜日(26日)、ティエリ・アンリはFCバルセロナのユニフォームを身にまとってデビューを飾った。
自らのゴールを手土産にして。実戦から5ヶ月遠ざかっていたアンリにとって、
昨日の試合は色んな意味で感慨深い試合となったようだ。

翌日の金曜日に行われた記者会見場に現れたティエリ・アンリは元アーセナル時代の同僚であるシウビーニョと共にマイクの前に腰を下ろした。冷静な2人の選手とは対象的に、報道陣は熱気と興奮に包まれていた。マスコミ側から飛び出した計27の質問中、25がアンリに対しのものだったことに対し、シウビーニョは冗談で応じた。記者会見はフランス語と英語、スペイン語が飛び交っての問答となった。

【初ゴール】
アンリ「このゴールは今シーズン自分が決める沢山のゴールの序章であって欲しいね。でも、重要なのは誰がゴールを決めるかではなくて、チームが素晴らしい結果を掴み取るということだ。PKを弾かれた!?重要なのはゴールを決めたことだよ。ゴールはゴールだ。自分は初ゴールを決めた。それが事実だ」

【5ヶ月ぶりの実戦】
ダンディー・ユナイテッド戦に臨む前、アンリは怪我の為に5ヶ月間実戦を戦っていなかった。アンリ「自分にとって、再びピッチに立つこと自体がとても特別なことだった。親善試合とは言え、自分にとってはとても重要な試合だった。久しぶりの試合というのは特別な想いが沸き起こるものだよ」

【バルサの選手として一ヶ月】
先日の25日で丁度アンリがバルサの選手となってから一ヶ月が経つ。アンリ「自分がこのチームに来て最初に感じたことは、チーム内の団結心だ。これぞチームという感じがした。自分達はチームとしてタイトルを目指して戦うのだとね。このチームに所属すると決まった時からカステジャーノ(スペイン語)とカタラン(カタルーニャ州固有の言語)をマスターしなければいけないことは分かっていた。一刻も早くそれを実現したいね」彼のその意気込みは記者会見で早くも見て取れた。すなわち、大抵のスペイン語の質問に対し、通訳を介すことなく理解したのだ。

【地に足付けて】
“ティティ”の愛称で知られるアンリは自分が“クラック”と呼ばれることを好まない。アンリ「僕は新聞記者の人達が書き綴っているようなスターではない。僕は普通の人間だし、チームの勝利に向かって努力するだけのことだ。スター扱いされて過剰評価されることは望まないね」

【バルサのフォワード陣】
日頃話題になっている、ロナウジーニョ、メッシ、エトー、アンリの4選手はスタメンで同時プレー出来るかどうかについて、アンリ「ピッチは広い。全ての選手に対してスペースがある。もっともこれは監督の決断次第だけどね」

昨日の試合では後半45分を若き新生の二人、ボージャンとジオバンニ・ドス・サントスと共にプレーしたアンリ。「彼等バルサの若手有望株の二人とプレー出来たことはとても素晴らしかった。既に彼等のことは各年代の代表でのプレーを見て知っていた。彼等は十分トップチームでもやれることを証明していたね」

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