2007年8月27日月曜日

バルサ、アウェイで苦しい初戦!





26日日曜日にリーガエスパニョーラ第1節の
ラシン・サンタンデール 対 FCバルセロナ戦がサンタンデールで行われ、
試合はスコアレスドローで終了した。なお、今シーズン新加入の
アビダルとトゥーレ・ヤヤはスタメンフル出場し、アンリは61分に
メッシに代わって途中出場しバルサの選手として公式戦デビューを果たした。

試合は終始バルサがゲームを支配する展開。
一方のラシンはボールポジションを譲り、自陣でがっちりと守って
スペースを与えない。そして奪うとすかさずカウンターを狙いにいく。
そんな戦前の予想通りの展開の中、両チーム共に何度かの決定機を
掴んでいくが、フィニッシュの精度に欠けた。67分にはスモラレクが
一発退場になると、10人になったラシンはさらに守りに重点を
置くようになり、屈強な守りを敷いて行った。そんな中、85分には
アンリがポストに当てるシュートを放ったが、勝ち点3を呼び込む
ゴールとはならなかった。

【ラシンペース】
立ち上がりはホームのラシンがボールを支配、
果敢にバルサゴールに攻め立てた。4分には右からのクロスを
フリーで受けたセラーノがゴールエリア付近からシュートを放つも、
適切なポジショニングで飛び込んだバルデスが弾き返した。

前半はバルサの左サイドが忙しかった。ホルヘ・ロペスが
何度もチャンスメーカーとなって中央へクロスを供給すると、
一方でアビダルが何度もオーバーラップを繰り返して
センターリングを上げ、攻撃の起点になっていった。
すると今度はラシンの右サイドからの攻撃で、コルサがオレゲールと
アビダルの間に割って入ってシュートを放つと、ボールはバルデスの
右をすり抜けてゴールポストに当たった。
この試合でラシンにとって最も大きなチャンスだった。
ようやく目が覚めたバルサはここからボールを支配し、
試合をコントロールしていった。

【コンビプレー】
前半42分、バルサに複数のチャンスが訪れる。
コーナーキックの展開から右サイドのメッシが上げたクロスに
オレゲールが飛び込むも僅かに合わず。
続いてロナウジーニョのふわりとした縦パスに対し2列目から
飛び出したチャビがキーパーと一対一になるも、頭上を越す
ループシュートはGKの懸命の飛び込みで弾かれてしまった。
バルサの畳み掛けるような攻撃がようやく始まった頃、
前半終了のホイッスルが鳴り響いた。

【アンリin、スモラレクout】
後半に入ってもバルサが主導権を握ってボールを支配するも、
最初の20分間はなかなか攻撃の糸口を掴むことは出来なかった。
そこで、ライカールトはメッシに代えてアンリを投入する。
さらには67分、スモラレクがアビダルに危険なタックルを浴びせて
一発退場し、ラシンは10人での戦いを強いられることとなる。
ここからは一方的にラシン陣内でフットボールが展開されることになる。

【勝利を遠ざけたポスト】
この状況を利用し、バルサは果敢に勝利のゴールを目指していく。
そしてそれが最も現実になりそうだったのが、85分のアンリのプレーで、
ロナウジーニョのパスを左サイドで受けたアンリが中へ切れ込んで
シュートを放つと、ボールはゴール左のポストに当たり、
僅か数センチの差でゴールにはならなかった。
一方のラシンもホルヘ・ロペスが決定機を掴むも、シュートは僅かに
クロスバーの上を超えた。両チームとも決定的なチャンスは数える
程度だったこの試合、そのまま0−0の引分けに終わり、
2007−08シーズンのバルサのスタートは、勝ち点1から始まることとなった。

初戦速報!

初戦がアウェイとはいえスコアレスドローは期待はずれ!!プレシーズン絶好調のドスサントスがいないが、しっかりアウェイで勝てないと昨シーズンの二の舞じゃないか!ライカールトよ!答えを教えてあげよう!!ファンタスティック4+デコですよ!アンリは左FW!ロニーとドスサントスのスペイン国籍取得が早まればいいのに!勝ち点1は取れたけど次節ホーム・カンプノウでの初勝利に期待!!

2007年8月25日土曜日

07−08リーガ開幕目前


もう後数時間でリーガ07-08シーズンが開幕!
しかもwowowの開幕第1試合放送は、 マドリード・ダービー!!
フェルナンド・トーレスをリバプールに放出した
アトレティコ・マドリーがサンティアゴベルナベウに乗り込んで
8年間未勝利の王者レアルに挑む!
前評判でいいのはアウェイのアトレティコ・マドリーで、
前線にフォルラン、レジェスを補強、アグエロとのコンビで
得点力アップを狙う!
ルイス・ガルシアをリバプールから補強!
待ちに待った司令塔役がこなせる中盤には 地元サポーターには
いまいちだったが、あきらかにいるといないでは中盤の安定感に
大きく影響を与えるマニシェ。
そして、新カピタンのマキシ・ロドリゲス!と
注目の布陣が あげられるが、一方のレアルは不安定要素が多い!
まず新監督のシュスターの選ぶ布陣はいかなるものか?
予想スタメンは、ファンニステルルーイとラウールの2トップに
中盤はロビーニョ、グティ、バティスタ、ディアラか、
DFはカンナバーロ、メツェルダー、セルヒオラモス、エインセ、
そしてGKカシジャスが妥当なスタメンか?
プレシーズンの負けが込んでいるが、ホームという強力な
バックアップのある開幕戦で得意のダービーで失敗はできない!
この注目のカードでどちらかが順位を落とせば スタートダッシュに
つまづき優勝戦線から早くも脱落する可能性もあるぞ!

アウェイのバルサも要注意!のラシン相手だけに
しっかり勝ちにいってほしい!!
そしてファンタスティック4は実現するのか〜〜〜?

2007年8月21日火曜日

★ここ10年間は開幕戦無敗



FCバルセロナはいよいよ開幕するリーガに向け、
最後の1週間を過ごすことになる。開幕戦の相手は
ラシン・サンタンデールで、フランク・ライカールト監督に
とっての同カード2度目の開幕戦ということになった。
2004年8月29日のあの時は、当時新加入選手だった
エトーとジュリのゴールによって、バルサは幸先の良い
スタートを切ることに成功した。
実際、ここ10年間のバルサの開幕戦の成績を見て見ると、
7勝3分、17得点6失点と負け無しなのである。

【ファン・ハールに開幕戦をプレゼントしたリバウド】
1997年、ファン・ハール監督率いるバルサは、
開幕戦でベルント・クラウス監督率いるレアル・ソシエダを
リバウドの2ゴールとジオバンニのゴールによって破り、
幸先良く勝ち点3をものにした。
その年のバルサは2位のアスレティック・ビルバオに
勝ち点9の差を付けてリーガのタイトルを手にしている。

【3度目のサルディネロ】
ラシン・サンタンデールとの開幕戦は、この10年間で実に
3度目という相性の良さだ。2004年シーズンの他、
98−99シーズンにもラシンのホーム、サルディネロで対戦し、
その時は0−0で引き分けている。
ちなみに2005年8月27日、メンディソロサスタジアムで
行われたアラベスとの開幕戦も0−0の引分けに終わっている。

【ライカールト時代の好成績】
フランク・ライカールト監督がバルサの監督としてデビューを
飾ったのは“カテドラル”ことサン・マメスタジアムでの
対アスレティック・ビルバオ戦だ。
その試合では、同国人のフィリップ・コクーの値千金のゴールで
勝利を飾っている。また、この試合はロナウジーニョにとっても
バルサでの初公式戦だった。ここまでライカールト監督の
4シーズンでの開幕戦の成績は3勝1分となっている。
ちなみに先シーズンはバライードススタジアムでのセルタ戦が
開幕戦で、グジョンセンの決勝ゴールで勝ち点3を掴むことに
成功している。

【過去10年の開幕戦】
97/98 FCB 3−0 レアル・ソシエダ
98/99 ラシン 0−0 FCB
99/00 FCB 2−0 サラゴサ
00/01 FCB 2−1 マラガ
01/02 セビージャ 1−2 FCB
02/03 FCB 2−2 アトレティコ・マドリード
03/04 ビルバオ 0−1 FCB
04/05 ラシン 0−2 FCB
05/06 アラベス 0−0 FCB
06/07 セルタ 2−3 FCB

2007年8月18日土曜日

楽天・バルサカードのお楽しみ!




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2007年8月15日水曜日



★今シーズン初の招集メンバー発表
水曜日(15日)アリアンツ・アレーナで行われる
第一回フランツ・ベッケンバウアー杯、対バイエルン・ミュンヘン戦に向け、
フランク・ライカールト監督は今シーズン初の招集メンバー20選手を発表した。
アジアツアーに参加しなかったメッシ、ミリート、マルケス、デコが
メンバー入りする一方、エスケーロ、モッタ、マキシ・ロペス、
そして大腿二頭筋損傷の影響でまだ完全では無いシウビーニョがメンバーから外れた。
さらには現在リハビリ中のプジョル、グジョンセン、エジミウソンも
同リストには入っていない。チームはバルセロナを16:45に出発し、
1時間15分のフライトを経てミュンヘンに到着する予定だ。

【バイエルン戦招集メンバー20名】
バルデス、ジョルケラ、アンリ、チャビ、ロナウジーニョ、ザンブロッタ、
イニエスタ、エトー、ベレッチ、ミリート、アビダル、オレゲール、マルケス、
デコ、メッシ、トゥーレ・ヤヤ、テュラム、クロサス、ジオバンニ、オルモバルサの
プレシーズンがいよいよ最終局面を迎える。
火曜日(14日)午後にミュンヘンに向けて出発したバルサ一行は、
翌日(15日)現地時間18時より、フランツ・ベッケンバウアー杯と称する親善試合、
対バイエルン・ミュンヘン戦に臨むことになる。

【選手を見送るファン達】
当親善試合に向けて招集された20名の選手とコーチ陣を乗せた大型バスが、
16時45分にカンプノウを出発した。バルセロナプラット国際空港に到着した選手達は、
居合わせた多くのファンや観光客にサインや写真を求められていた。

今回の遠征は副会長のアルフォンス・ゴダルを筆頭に、幹部のラファエル・ユステ、
アンナ・シコイ等も帯同した。ジョアン・ラポルタ会長は当日の水曜日昼にチームに
合流する予定だ。

【30人ものファンも帯同】
今回のミュンヘン遠征のチャーター便には、およそ30人の程のファンも帯同、
プレシーズン最終戦を見逃すまいと便乗した。
その中には、元バルサ会長のアグスティ・モンタル氏の姿も見られた。

バルサ・ニュース


バルセロナのポルトガル代表MFデコはここまで先発でのプレーがないものの、
ポジションは戦い勝ち取るものと定位置を譲るつもりが無いことを明らかにしたが、
もしライカールト監督の構想に入っていない場合は他クラブへの移籍も
一つのオプションと考えているとの事。

また噂されているチェルシーについて、モウリーニョ監督とプレーしたいと
報道されたことについてはスコラリ、ライカールト同様に素晴らしい監督の
1人であるとコメントしただけで、ラブコールを送ったわけではないし、
いつもバルセロナと話し合いをしており、クラブに放出の意思が無いこと、
監督からも戦力として計算されてるとのことで、戦力と計算されていない
場合を除いてはバルセロナを去る可能性が無いことを明言。

・モッタを始めとした戦力外選手の厳しい状況
放出リストに名を連ねるモッタはミランからオファーを受けたことで、
移籍しやすいようにクラブへ対して自由契約にしてくれるよう希望を伝えたが、
チキ・ベギリスタイン・スポーツディレクターは、断固としてこれを拒否。
「彼にはカンテラ(下部)から育てて来たコストもかかっている。
自由契約にはしない」と、無料で売る気はないと姿勢を改めて示したため、
両者の関係がこじれてきている。しかし、ミランはこの発言に対して移籍金を
400万ユーロ(約6億5千万円)まで引き上げたようで、近々去就が決まる見込みだ。
なお、チキ・ベギリスタインSDは、エスケーロ、マクシ・ロペス、グジョンセン
などに対しても、「チームに残ることが最良の選択だとは思えない」など
厳しい言葉を投げかけながらも、金銭面での条件は譲らない姿勢を見せている。


・ミランからロナウジーニョに100億円近いオファー
ロナウジーニョの代理人で実兄でもあるロベルト・アシス氏は、
ミランからロナウジーニョ獲得のため6000万ユーロ(約97億円)
のオファーが届いていたことを明かした。ただバルセロナ側は、
すでにこのオファーを全て断っているとのこと。

・今季の年間予算は、クラブ史上最高となる約510億円
フェラン・ソリアーノ副会長は、昨季の収支決算をソシオ(クラブ会員)の目の前で報告。
収益は2億9010万ユーロ(約470億円)となり、タイトルを総ナメにした一昨年に
比べて約50億円程度のプラス、純利益は約12億円となった。
また、今季の年間予算としてはクラブ史上最高額となる3億1500万ユーロ
(約510億円)を計上。
純利益目標は約25億円に設定されている。

2007年8月11日土曜日

アジアツアー最終戦!











★アジアツアー最終戦を快勝で締めくくる!

バルサがアジアツアー第三戦、そして最終戦となった対ミッション・ヒルズ・インビテーションズⅩⅠ戦を4-0と完勝、ツアーを3戦全勝で締めくくった。試合は終始バルサペースで進行し、ライカールト監督が再び採用したロナウジーニョ、アンリ、エトーのスーパー3トップがこの日は結果を出す活躍をみせた。

チャビが前半22分先制ゴールをあげると、前半のうちにエトー、アンリが追加点。そして後半には、アジアツアーで好調を維持してきたチーム得点王のジオバンニ・ドス・サントスが駄目押しの4点目を決めて試合を決定付けた。

2007年8月10日金曜日

★香港の親善試合は台風の為中止











今夜(10日)予定されていたバルサvsミッション・ヒルズ・インビテーションⅩⅠの親善試合は台風6号の影響で中止となった。香港気象庁の連絡によると、現在の注意・警報指数は8(最大10)、そして、試合が終了する22時頃には台風6号が最も香港に近づくと予想されている。この為、当局は全ての野外活動を中止するよう呼びかけた。その結果、今夜予定されていた香港スタジアムでの親善試合も中止が決定された。
さらには、今夜試合後に飛び立つ予定だった便も現在のところ欠航が予想され、チームはもう一泊香港に滞在を余儀なくされそうだ。現在バルサは親善試合主催者側と解決策を巡って交渉しており、予定よりも早めるか、延期で翌日試合開催が出来ないか、検討中だ。
今朝の親善試合前最後のトレーニングも、同様の理由で中止が決定している。選手達はホテル内のトレーニングジムで汗を流した。3グループに分かれ、エアーバイク、ウェイトトレーニング、ランニングマシーンなど様々なメニューをこなした。

2007年8月9日木曜日

バルサvsマリノス















































★苦しみながらもマリノスを下す(1−0)

またまた決めた。

今やプレシーズンマッチでのバルサの攻撃陣を牽引している感のあるジオバンニ・ドス・サントスが、この日も貴重なゴールを決めてチームに勝利をもたらした。

アジアツアー第二戦、日本の横浜で行われた、対横浜F・マリノス戦において、ライカールト監督率いるバルサは再びスペクタクルなフットボールを展開、日産スタジアムに詰掛けた多くのファンの前で1−0と、また新たな勝利を手にすることに成功した。前半には初めてロナウジーニョ、エトー、アンリで構成されたスーパー3トップを目の当たりにすることが出来た。後半に入ると、アンリに代って入ったジオバンニ・ドス・サントスが、プレシーズンで示し続けている効果的なプレーと、得点への執着心を見せてくれ、チームに勝利を呼び込んだ。
【スーパー3トップのデビュー】 誰もが待ち焦がれたロナウジーニョ、エトー、アンリの3トップが遂に実現した。3人のフォワードは次々にポジションチェンジして、マリノスDF陣を混乱させた。スピードに乗ったコンビネーション、スペースへの絶妙なパス。待望の布陣は、ファンを落胆させることはなかった。僅かに足りなかったのは、ゴールまでラスト数メートルのところでの精度。またその後方では、チャビとイニエスタが攻撃を組み立て、サポートしていった。彼らがボールを持った時、相手チームにとっては危険な攻撃が始まる、そんな予感が伝わってきた。

テクニックで上回るバルサだが、一方、マリノスも前線からのプレッシャーを粘り強く掛け続けて対抗した。バルサディフェンス陣の前になかなかペナルティーエリア内に入れない中、遠目からのミドルシュートを多用した。前半19分には山瀬功治がエリア外からシュートを放つと、反応良くバルデスがファインセーブを見せた。バルサもサムエル・エトーがロナウジーニョの絶妙のパスから抜け出してGKをかわしてシュートを決めるシーンがあったが、明らかに線審のミスと思われる判定ながらもオフサイドのジャッジによって同ゴールは取り消されてしまう。
【ジオバンニの投入】 後半開始からアンリに代わってジオバンニ・ドス・サントスがピッチに入った。絶妙の動き出しとスピードを駆使し、チャンスを次々と引き出していくジオバンニのプレーに、ゴールは時間の問題と思われた。53分、ゴール中央でボールを受けたジオバンニは反転して右足でシュートを放つも、ボールは惜しくもポストに嫌われた。バルサのフォワード陣の盛んなポジションチェンジで徐々に疲弊していったマリノスディフェンスラインは少しずつ下がっていき、相対的に後半から入ったジョルケラの守るバルサゴールへ到達するシーンは減って行った。
【完璧な3トップ攻撃】 中盤ではトゥーレ・ヤヤが存在感を示し、マリノスの攻撃の芽を次々と潰していった。一方、マリノスGK榎本がこの日は大活躍。スーパー3トップの攻撃を高い集中力と素早い飛び出しで次々と防いでいた。そして75分、カウンターアタックからロナウジーニョがドリブル、交差して走ってきたエトーにヒールパスで落とすと、エトーはダイレクトで前方のスペースへスルーパス。そこへ反応したのはジオバンニ・ドス・サントス。オフサイドトラップをかいくぐってDFラインの裏へ飛び出すと、左足で落ち着いてゴール隅に決め、待望の先制点を上げることに成功する。

リードを奪い、次々と選手交代によって試合のリズムを壊しながらも、バルサは追加点を奪うため攻撃の手を緩めない。87分、再びジオバンニ・ドス・サントスに追加点の絶好のチャンスが訪れたが、これもGK榎本の好セーブに阻まれた。88分にロナウジーニョが交代を告げられると、この日詰め掛けたファンからこの夜一番の大きな拍手が沸き起こった。再び日本のファンの前で天賦の才を見せ付けたロナウジーニョは、フィジカルコンディションも、順調に上を向いていることを示した。

この勝利によってバルサはプレシーズンマッチ4戦4勝とし、今夜の勝利による勝利トロフィーとジオバンニ・ドス・サントスが手にしたマン・オブ・ザ・マッチの勲章を携えて、宿舎に戻っていった。
【ゴール】 1−0 ジオバンニ・ドス・サントス (75分)

2007年8月6日月曜日

アジアツアー北京戦に快勝!




















アジアツアー2007第一戦、対北京国安戦はバルサがジオバンニ・ドス・サントス、イニエスタ、ロナウジーニョのゴールで3-0で快勝した。出場が危ぶまれていたロナウジーニョとシウビーニョも後半から出場し、元気な姿を見せていた。

スコットランドでのダンディー・ユナイテッド戦(1-0)、ハーツ戦(3-1)に続き、FCバルセロナはプレシーズンマッチ3連勝を飾った。戦前の予想通り、試合開始から主導権を握ったバルサは、圧倒的なボールポゼッション率で試合を支配した。序盤開始早々のジオバンニの得点で幸先良く先制点を手にしたバルサは、その後も終始危なげない展開で、終わってみれば3−0の完勝となった。ロナウジーニョも後半の45分間をプレー、随所にらしさを出して、足首の不安を払拭させた。圧巻は77分、ゴール正面やや左よりのフリーキックを直接決めて、試合を決定付けるゴールを披露した。
【バルサペース】 バルサは試合開始から主導権を握って攻め立てた。前半2分、ティエリ・アンリのパスを抜け出したイニエスタがシュート。しかし左足のシュートは僅かにゴール右に外れた。一方、北京国安も気合十分で、ボールを持てばかさにかかって攻め立てた。しかしながらバルサディフェンス陣を脅かすシーンを築くことはなかなか出来なかった。バルサはそれほど強く来ない北京国安ディフェンス陣のすきを突いて中盤でリズミカルにボールを回していった。そんな中、前半8分、チャビが右サイドのジオバンニ・ドス・サントスへ絶妙のスルーパスを通すと、ジオバンニは左足ダイレクトでこれを決め、先制ゴールを上げることに成功する。
【引き続き試合を支配】 バルサは引き続き攻撃の手を緩めずに攻めた。しかしなかなか決定機を演出することが出来なかった。前半26分には、チャビの縦へ上げたボールに対し、アンリと競り合っていたDFザン・シュアイがヘディングで自陣のゴールへ入れるオウンゴールのシーンがあったものの、そのプレーでアンリがオフサイドを取られ、得点は取り消された。前半終了前、ザンブロッタとジオバンニが右サイドからそれぞれチャンスを掴むも、北京国安の必死のディフェンスに追加点を奪えなかった。また、アンリも左サイドで個人技からシュートを放つも、GKヤン・ジィーに防がれた。
【ひやりとした後半開始】 ここまでのプレシーズンの親善試合同様、ライカールト監督は後半頭から4人の選手を新たに投入した。すなわち、ロナウジーニョ、モッタ、シウビーニョ、そしてGKオイエルが、アンリ、トゥーレ・ヤヤ、アビダル、ジョルケラに代って出場した。一方の北京国安も後半開始から多くの選手を入れ替えてきた。そして51分、いきなり北京国安にビックチャンス、この試合で最も決定的なチャンスが訪れる。中盤でボールを受けたマルティンスからのスルーパスに飛び出したティアゴがGKオイエルと一対一に。しかし左足でキーパーを抜き切る前にコースを突いて放ったシュートは、僅かに左ゴールポストの外に外れた。すぐさま反撃に出たバルサは、エトーがシュートを放つも、僅かにクロスバーの上を超えていった。
【駄目押し点】 57分、左サイドにいたモッタからふわりと逆サイドで待つエトーにセンターリングが上がると、それを絶妙な胸トラップ落としたエトーが右足を振りぬくと、ボールは右ポストに当たって大きく跳ねるチャンスがあった。その跳ね返ったボールを取ったロナウジーニョは、再び右サイドのエトーへスルーパスを通すと、エトーは中央へ折り返す。そこへ猛然と飛び込んできたイニエスタが押し込んでゴール。バルサが2-0とリードを広げた。試合を決定付ける2点目と疲労が、北京国安に重く圧し掛かった。

ゆっくりとしかし巧みにボールを回すバルサ。試合のリズムは徐々に落ち、膠着した展開が続いていく。時間と共に次々と選手を代えるライカールト監督、フィールド上には徐々に滅多に見られない組合せのメンバーで構成されていった。すなわち、FWにはエスケーロ、マキシ・ロペス、ロナウジーニョの3人がいた。ロナウジーニョは足首の負傷を感じさせない動きでらしさを存分に発揮していた。圧巻は77分、ゴール中央やや左20mからのフリーキックを直接沈めた時だった。この駄目押しゴールによって試合は大勢を決し、その後両チーム共に決定的なシーンは訪れなかった。しかし、プレシーズンを積み重ねてきた選手達の進化ぶりは、既に十分に見て取れた試合内容となった。
【ゴール】 0−1 ジオバンニ・ドス・サントス (8分)
0−2 イニエスタ (57分)
0−3 ロナウジーニョ (77分)

2007年8月5日日曜日

アジアツアー速報!!












8月5日vs北京国安戦は0-3のスコアでバルサが勝利した模様!
得点
8分/ジオバンニ・ドス・サントス
57分/イニエスタ
75分/ロナウジーニョ

次は横浜マリノスとの8月7日の対戦だ。

2007年8月4日土曜日

バルサの魂!応援歌「イムノ」を覚えよう!!


バルセロニスタならもうおなじみの応援歌「イムノ」
歌詞と訳詞でしっかり覚えておこう!!








「Himno」

Tot el camp
es un clam
som la gent blau-grana
Tant se val d'on venim
si del sud o del nord
ara estem d'acord, ara estem d'acord.
una bandera ens agermana.

Blaugrana al vent
un crit valent
tenim un nom
el sap tothom:
Barça , Barça, Barça !

Jugadors, seguidors,
tots units fem forca.
Son molt anys plens d'afanys,
son molts gols que hem cridat
i s'ha demostrat , i s'ha demostrat.
que mai ningu no ens podra torcer

Blau-grana al vent
un crit valent
tenim un nom
el sap tothom
Barça, Barça, Barça !

グラウンドは大歓声に包まれている
私たちはブラウグラナ
どこから来たかなんて問題じゃない、
南からだろうが、北からだろうが。
私たちは知っている
一つの旗が私たちを団結させることを。

旗が風を呼び
力強い叫びを生む
私たちの名前は
世界中の人が知っている
バルサ! バルサ! バルサ!

選手たち、ファンの人たち
すべてがひとつになったとき力を生む。
悲しみに沈んだときもあったし
ゴールの喜びに声をあげたときもあった。
長い歴史が証明している、
私たちを屈服させることは決して出来ないと。

旗が風を呼び
力強い叫びを生む
私たちの名前は
世界中の人が知っている
バルサ! バルサ! バルサ!

世界151ヶ国で!!




バルサTVは世界151ヶ国で放映されています!アジアツアーでもう間もなく日本にやってきます!みんなでバルサTVをみよう!

北京に到着!


北京に到着したバルサ一行。ライカールト監督は早速記者会見に臨んだ。
そこでは、アジアツアーをリーガ開幕前のコンディション作りと
実戦経験の場として歓迎の意を表し、海外遠征の意義を強調した。
「全てのビッククラブにとって、こうした海外遠征は必要なことだ。
バルサが例外な訳ではない。それに、バルサにとってはさらに
こうした遠征には付加価値が伴っている。すなわちクラブの文化を
対外に広めるということだ。
世界中にクラブの価値を広めていくという意味では、
こうした遠征は上手く機能している見本的なケースだ」

【第一の目標は環境順応】
11時間に及ぶ飛行機での長旅、そして6時間の時差。
ライカールト監督が掲げる第一の目標は当然ながら
環境にいち早く順応することだ。
「初日は色々と体がおぼつかないのは致し方ない。
最初の練習をこなせば大分良くなるはずだ」

【しっかりトレーニングすることの重要性】
ライカールト監督はこうした遠征の目的は
フィジカルトレーニングの一環とクラブの宣伝活動の組合せ
であることを認識している。
「2003年からこうした遠征を実行してきているが、
全体的には上手く機能してきていると思っている。
しかしながら当然のこととして、しっかりとトレーニングに
励むことが重要だ。ただ飛んできてプレーするだけではいけない。
私はアジアの滞在中も、しっかりとトレーニングを積めば
チームがより良いコンディションに近づくことを可能にしてくれると思っている」

【選手全員が可能性を持っている】
ここ数回の親善試合において、
前半と後半でチームを分けているライカールト監督。
前半のチーム、特に中盤はトゥーレ・ヤヤ、チャビ、
イニエスタの3選手が本命かとの質問に対し、
「そうではない。まだそういう結論を下す時では無い。
前半に出場している選手も、後半に出場している選手も
同じように重要で、どちらが先発確定ということは無い」

【クラック同時プレーはお預け】
また、同記者会見の場で、ロナウジーニョ、エトー、
アンリの同時プレーの可能性について聞かれたライカールトは、
「いつ一緒にプレーすることになるかは何とも言えない。
今に分かるだろう。既に言ったように、
この遠征中に一緒にプレーすることはないだろう」

2007年8月2日木曜日

「MLJ★CUP」


FCバルセロナ・オン・ツアー・ジャパン2007の大会名称が、「MLJ★CUP」に決定した。
また、8月7日の試合では、特別に袖に「MLJ」のロゴが入ったユニフォームで試合をする。
株式会社MLJでは、PCおよび携帯電話向けに「MLJ★CUP」特設ページを設置し、
MLJが配信中の「横浜F・マリノス公式携帯サイト」、「アーティスト公式サウンド」の
会員に無料で試合映像などを配信する。
MLJ★CUP特設サイト(横浜F・マリノス公式サイト内)
http://www.f-marinos.com/mljcup/top.html

明日の午前にいよいよアジアへ向けて出発するバルサ一行。
前日となった水曜日、ライカールト監督は改めてアジアツアーの参加メンバー24名を発表した。
殆どがスコットランドのセイント・アンドリュースのメンバーと同じだが、U17ワールドカップに
参加するボージャン・キルキッチが同ツアーの帯同メンバーから外れた。
今回、チームは北京、横浜、香港の三都市で親善試合を行う。
一方、ボージャンは明日の2日から12日までラス・ロサスにあるスペインサッカー協会の
トレーニング施設にて行われる合宿に参加することが決定した。
そして、バルサがアジア遠征から戻った後、8月13日にボージャンはU17ワールドカップの開催地、
韓国へ入れ違いで飛び立つことになる。
【怪我人とコパ・アメリカ組は不参加】
ボージャンの他、怪我でリハビリ中のグジョンセン、プジョル、エジミウソン、
また、コパ・アメリカに参加したメッシ、マルケス、ガビ・ミリートもアジア遠征には帯同しない。
【アジアツアー参戦24選手】
GK:バルデス、ジョルケラ、オイエル DF:ベレッチ、シウビーニョ、ザンブロッタ、アビダル、
マルク・バリエンテ、オレゲール、テュラム、オルモ MF:チャビ、トゥーレ・ヤヤ、イニエスタ、
モッタ、デコ、クロサス、ディマス、 FW:ジオバンニ・ドス・サントス、ロナウジーニョ、エトー、
アンリ、マキシ・ロペス、エスケーロ
【残念がるラポルタ会長】
ボージャンのアジアツアー参加に尽力したラポルタ会長だったが、
残念ながらスペインサッカー協会の理解を得ることは出来なかった。
ラポルタ会長は「今ボージャンはトップチームに適応すべく、成長している段階だ。
アジアツアーへの帯同によってさらなる飛躍が出来たはず。
アジアツアーから戻ってきてからの(スペイン代表への)合流を協会には打診していたが、
実らなかった。今シーズン、彼がトップチームにずっと帯同出来ることを祈っている」と語った。
まもなくアジアがバルサの到着を迎え入れる。昨シーズンのアメリカ大陸ツアーよりも日数は短縮され、延べ9日間となった今年の遠征だが、それでも3試合の親善試合や2度の慈善ディナー会など、忙しい日々を過ごすことになる。 以下、アジアツアー2007の詳細を紹介しよう。 (時間は現地時間) 8月2日(木) 12:55 バルセロナ発北京行き便出発 8月3日(金) 05:55 北京国際空港到着 13:00 公式記者会見(ライカールト監督と3選手) 17:00 カタルーニャ観光の紹介 (北京ラッフルズホテル) 20:00 トレーニング(北京フェング・タイ・スタジアム) 8月4日(土) 10:00 トレーニング(北京フェング・タイ・スタジアム) 11:30 アウディのプロモーション(北京フェング・タイ・スタジアム) 18:00 慈善ディナー会(北京国際ホールセンター) (バルサ幹部、ライカールト監督、選手一名出席) 20:30 トレーニング(北京フェング・タイ・スタジアム) 8月5日(日) 09:00 トレーニング(北京フェング・タイ・スタジアム) 18:00 親善試合 対北京国安 (北京フェング・タイ・スタジアム) 8月6日(月) 10:00 北京発東京行き便出航 14:25 成田空港到着 19:30 公式記者会見(日産スタジアム記者会見場) (ライカールト監督と2選手) 20:00 トレーニング(日産スタジアム) 8月7日(火) 10:30 トレーニング(マリノスタウン) 12:30 カタルーニャ観光の紹介 19:00 親善試合 対横浜Fマリノス(日産スタジアム) 8月8日(水) 10:00 東京発香港行き便出航 13:40 香港国際空港到着 16:00 公式記者会見 (ライカールト監督と2選手) 18:30 ナイキ主催イベント 20:30 トレーニング(香港スタジアム) 8月9日(木) 10:30 トレーニング(シウ・サイ・ワンスタジアム) 12:30 カタルーニャ観光の紹介 19:00 慈善ディナー会(ホテル・グランド・ハイアット) (バルサ幹部、選手数名出席) 20:30 トレーニング(シウ・サイ・ワンスタジアム) 8月10日(金) 10:00 トレーニング(シウ・サイ・ワンスタジアム) 20:00 親善試合 対ミッション・ヒルズ・インビテーションⅩⅠ (香港スタジアム) 23:00 香港発バルセロナ行き便出航 8月11日(土) 08:00 バルセロナ到着

2007年8月1日水曜日

バルサ、バルサ、バルサ!―スペイン現代史とフットボール 1968~78



バルサ、バルサ、バルサ!―スペイン現代史とフットボール 1968~78
カルラス・サンタカナ・イ・トーラス 著 山道 佳子 訳 彩流社 版
2,625円(税込) 2007年06月 発行 ISBN 978-4-7791-1265-2
ソシオの方に抽選で5名様にプレゼント

バルサの歴史を知りたい方に、素敵な本が発売されました。
バルサの会報誌にも執筆するカルラス・サンタカナ・イ・トーラス氏の著書が、
慶応義塾大学の山道佳子氏による日本語訳となって登場です。
そのタイトルは、『バルサ、バルサ、バルサ!―スペイン現代史とフットボール 1968~78』
バルサはなぜ「クラブ以上の存在」なのか?
フランコ体制下のスペインで、バルサの華麗なるフットボールの陰で、
独裁と闘った人たちの歴史が綴られています。
FCバルセロナ所有の貴重な写真も収録されたバルサ・ファン必見の一冊です。

今回は、訳者でありFCバルセロナのソシオでもある山道佳子氏と、
彩流社の特別な取りはからいにより、ソシオ会員5名様に抽選でプレゼントすることとなりました。

ご希望の方は、oabjp@fcbarcelona.cat 宛に、メール本文に、
『バルサ、バルサ、バルサ!』の本希望、と明記のうえ、お名前(フルネーム)、
キー番号(Clau)、Eメールアドレスを明記のうえ、お送りください。
締め切りは、8月20日まで。当選者5名には、8月末までに別途ご連絡をいたします。

当選まで待てないという方はもちろん、全国の書店やオンライン書店で今すぐにでも購入可能です。

来日予定選手!


本日7月31日日本時間午後2:00、
FCバルセロナ・オン・ツアー・ジャパン2007の来日予定選手が発表された。
(なおこの選手リストはあくまでも7月31日現在のものであり、
今後変更の可能性がある。)

GK/ビクトール・バルデス、ジョルケラ、オイエル
DF/ベレッチ、ザンブロッタ、シウビーニョ、テュラム、アビダル、
   オレゲール、オルモ、マルク・バリエンテ
MF/モッタ、シャビ、アンドレス・イニエスタ、トゥーレ・ヤヤ、
   デコ、マルク・クロサス、サストレ、ディマス
FW/エトー、ロナウジーニョ、アンリ、ボージャン、ドス・サントス、
   マキシ・ロペス、エスケーロ

メッシ、G・ミリートはコパ・アメリカ後の休暇中で、帯同せず。
プジョルとエジミウソンはリハビリ中。
グジョンセンも。メッシが見れないのは寂しい!!