2007年8月27日月曜日

バルサ、アウェイで苦しい初戦!





26日日曜日にリーガエスパニョーラ第1節の
ラシン・サンタンデール 対 FCバルセロナ戦がサンタンデールで行われ、
試合はスコアレスドローで終了した。なお、今シーズン新加入の
アビダルとトゥーレ・ヤヤはスタメンフル出場し、アンリは61分に
メッシに代わって途中出場しバルサの選手として公式戦デビューを果たした。

試合は終始バルサがゲームを支配する展開。
一方のラシンはボールポジションを譲り、自陣でがっちりと守って
スペースを与えない。そして奪うとすかさずカウンターを狙いにいく。
そんな戦前の予想通りの展開の中、両チーム共に何度かの決定機を
掴んでいくが、フィニッシュの精度に欠けた。67分にはスモラレクが
一発退場になると、10人になったラシンはさらに守りに重点を
置くようになり、屈強な守りを敷いて行った。そんな中、85分には
アンリがポストに当てるシュートを放ったが、勝ち点3を呼び込む
ゴールとはならなかった。

【ラシンペース】
立ち上がりはホームのラシンがボールを支配、
果敢にバルサゴールに攻め立てた。4分には右からのクロスを
フリーで受けたセラーノがゴールエリア付近からシュートを放つも、
適切なポジショニングで飛び込んだバルデスが弾き返した。

前半はバルサの左サイドが忙しかった。ホルヘ・ロペスが
何度もチャンスメーカーとなって中央へクロスを供給すると、
一方でアビダルが何度もオーバーラップを繰り返して
センターリングを上げ、攻撃の起点になっていった。
すると今度はラシンの右サイドからの攻撃で、コルサがオレゲールと
アビダルの間に割って入ってシュートを放つと、ボールはバルデスの
右をすり抜けてゴールポストに当たった。
この試合でラシンにとって最も大きなチャンスだった。
ようやく目が覚めたバルサはここからボールを支配し、
試合をコントロールしていった。

【コンビプレー】
前半42分、バルサに複数のチャンスが訪れる。
コーナーキックの展開から右サイドのメッシが上げたクロスに
オレゲールが飛び込むも僅かに合わず。
続いてロナウジーニョのふわりとした縦パスに対し2列目から
飛び出したチャビがキーパーと一対一になるも、頭上を越す
ループシュートはGKの懸命の飛び込みで弾かれてしまった。
バルサの畳み掛けるような攻撃がようやく始まった頃、
前半終了のホイッスルが鳴り響いた。

【アンリin、スモラレクout】
後半に入ってもバルサが主導権を握ってボールを支配するも、
最初の20分間はなかなか攻撃の糸口を掴むことは出来なかった。
そこで、ライカールトはメッシに代えてアンリを投入する。
さらには67分、スモラレクがアビダルに危険なタックルを浴びせて
一発退場し、ラシンは10人での戦いを強いられることとなる。
ここからは一方的にラシン陣内でフットボールが展開されることになる。

【勝利を遠ざけたポスト】
この状況を利用し、バルサは果敢に勝利のゴールを目指していく。
そしてそれが最も現実になりそうだったのが、85分のアンリのプレーで、
ロナウジーニョのパスを左サイドで受けたアンリが中へ切れ込んで
シュートを放つと、ボールはゴール左のポストに当たり、
僅か数センチの差でゴールにはならなかった。
一方のラシンもホルヘ・ロペスが決定機を掴むも、シュートは僅かに
クロスバーの上を超えた。両チームとも決定的なチャンスは数える
程度だったこの試合、そのまま0−0の引分けに終わり、
2007−08シーズンのバルサのスタートは、勝ち点1から始まることとなった。

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